歯の黄ばみの原因について
ここでは、歯の黄ばみが引き起こされる原因について、詳しく説明していきたいと思います。
歯の黄ばみは原因を突き止めて対処することによって解消できるので、決して諦めないでください。
歯に付着した汚れであるステイン
歯に付着した汚れのことをステインと呼ぶのですが、このステインを除去せずに放置していると歯の黄ばみの原因となります。
色の濃い食べ物や香辛料の強い食品を摂取することでステインの原因となり、歯が汚く見えてしまうというわけです。
代表的な食べ物としては、カレー・チョコレート・緑黄色野菜といったものが挙げられます。
いくら歯の黄ばみの原因になるといっても、これらの食品を全く摂取しないというのは非常に難しいのではないでしょうか。
そこで、歯の着色を防ぐために、食後の歯磨きを欠かさずに行う必要性があります。
ステインを放置していると、だんだんとエナメル質にしみ込んで、歯磨きでは落ちにくくなるので注意が必要です。
テトラサイクリンによる変色
抗生物質の一つであるテトラサイクリンによって、歯の黄ばみが引き起こされる原因となります。
幼少時代にテトラサイクリンが配合された抗生物質を摂取していると、この薬の影響で象牙質が変色し、歯が黄ばんでしまうというわけです。
直接摂取していなかったとしても、胎児の時に母親がテトラサイクリンを摂取していたという場合も引き起こされる可能性があるので、十分に注意しなければなりません。
加齢による変色
上記でテトラサイクリンによって象牙質が変色する可能性があると説明しましたが、この組織の中には神経や血管が通っております。
象牙質は肌が老化を引き起こすのと同じように、新陳代謝が悪くなることで黄ばんで見えるようになるのです。
加齢によって濃く強く見えるようになるので、変色を引き起こすというわけです。
また、表面のエナメル質は、歯磨きや食事による影響で薄くなる傾向にあるので、十分に気をつけなければなりません。
ただし、加齢といった先天性の原因は、仕方がないと言えるでしょう。
胃酸や胃液による影響
胃酸や胃液が原因で、歯が黄ばむ可能性は十分にあります。
胃酸や胃液は強酸ですので、これが歯に付着することで表面が脱灰し、白く濁った色に変化するというわけです。
正常な状態であれば、胃酸が歯に付着することは考えられませんが、何か病気によって嘔吐を繰り返しているという方は、歯の黄ばみが引き起こされるかもしれません。