歯の黄ばみと病気について
歯の黄ばみと病気は全く関係がないと思う方が多くいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
歯の黄ばみが病気の原因となる可能性もあるので、しっかりと予防しなければならないのです。
その一つとして、虫歯が挙げられます。
「虫歯は大したものではない」「虫歯は誰にでもある」と思うかもしれませんが、虫歯は歯周病と並ぶほど、歯の代表的な病気なのです。
歯の黄ばみの原因となるコーヒーのステイン・茶渋・タバコのヤニといったものは、歯垢も付着しやすいという特徴があるので、同時に虫歯になる可能性は十分にあります。
歯には自然治癒力がないため、虫歯を放置すればするほど、症状はどんどん悪化していきます。
「痛みがなくなった」と感じることはあるかもしれませんが、これは症状が治まったというわけではないのです。
内部では虫歯が進行しているため、自然に治ることは絶対にありません。
虫歯を甘く見ている方は多くいらっしゃるのですが、最悪の場合は虫歯に雑菌が入り込み、感染症を引き起こして脳の組織が破壊され、死に至ることがあるのです。
実際に虫歯で死亡したという例はあるので、放置しないようにしっかりと歯医者で治療を受けましょう。
既に虫歯があって痛みがあるという場合は、直ぐに歯科医院に通うことをおすすめします。
今は虫歯がなかったとしても、今後虫歯に悩まされる可能性は十分にあるので、毎日の歯磨きを怠らないできちんと病気を予防してください。
丁寧な歯磨きは、歯の黄ばみの予防にも繋がるので、一石二鳥なのです。
また、何かの病気を治療するために、テトラサイクリンが含まれた抗生物質を摂取することで、歯の黄ばみが引き起こされる場合があります。
病気治療によって歯の黄ばみが促進する可能性は十分にあるので、抗生物質の服用には気を配らなければなりません。
とは言っても、歯の黄ばみ自体は病気ではないので、お持ちの病気を治すことが先決であるということは言うまでもないでしょう。
以上のように、歯の黄ばみと病気には関係性があるということがお分かり頂けたと思われます。